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レビュー情報
まず、この作品は主演レネー・ゼルウィガーとなっているけど、すくなくとも監督、原作者にとってはマーク・ダーシーを演じたコリン・ファースのための作品ですね。コリンをいかにかっこよく素敵に撮るか、ということにチカラが入っているように思えます。逆にレネーとヒューはこれでもかと、思いっきり滑稽に描かれてます。ドラマ「高慢と偏見」のミスター・ダーシー役でイギリスで大ブレイクしたコリン。それが基となっている作品ですから、当然といえば当然ですね。コリンはこの作品で確実にキャリアアップしました。ファンにとってはうれしいこってす。なんといいますか、アブノーマルな雰囲気を漂わせているのがいいですね。ブリジット、マーク、ダニエルの3人の関係はやっぱりマークの存在が大きいと思う。ブリジットのような女性に対し、「こんな女!!」的なご意見も多数あるとは思いますが、彼女のように平凡でこれといって人より飛びぬけたものもない、でも正直で善良という人は世の中で日のめを見ることはいち番少ないけれど、人口的には最も多いタイプなんじゃないかな?ブリジットのいいところはヘンにつっぱって、鎧をつけてないところね。外ではぴしっとスキなく「デキる女」でも、例えば家の中のあちこちにホコリをため、レトルト食品に頼り、盛大にゴミを出すとか、30過ぎても食費も入れず、親のスネをかじっている独身女よりブリジットのほうがなんぼかマシ。マークもダニエルもいわゆる「高嶺の花」を手に入れられる割合の多い環境にいるにも関わらず、ブリジットを選んだのは自然体の彼女の前ではアレコレ気を使うことなくリラックスできる相手だからじゃないかなあ。続編「The Edge of Reason」の公開は冬になるのかな?今から楽しみです。またまた、コリンとヒューのへっぴり腰の取っ組み合いが見られそうです。
【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-06 19:54:22)(良:2票)
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