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ブラピが演じた登山家はたしかオーストリア人だったですよね、でもセリフがずーっと英語。まあ、この作品にかぎったことじゃないし、どうしようもないことだわね。強烈な印象はなかったですけど、長いわりには気にならず最後まで穏やかに観られました。やんちゃっぽいブラピに対しデヴィッド・シューリスからは落ち着き、包容力を感じた。仕立て屋の彼女がシューリスを選んだのもなんとなく理解できた。えー、このハラーという人、伝説の登山家とか言われてますが、身重の奥さんを振り切って旅に出たわけですよね。収容所に入れられたこともありますが、何年も帰らず好きなことしてるというのはやはり女としては許容範囲を超えます、自分勝手です。三行半を送りつけられても仕方ない。けっこうショックを受けてたけど「あったりまえじゃん!」なんて思いました。けれどチベットで宗教の下、純粋で精神性の高い人々との交流の中で心が洗われていくハラー。これは原作者でもあるハラーの心の変化、成長を描いた作品だと思う。そして個人的にはチベットと中国の関係、問題を知ることができたのが収穫でした。
【envy】さん 7点(2004-10-20 22:06:47)
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