| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 自分が思う世の中の不思議の一つに、『ジブリ作品を「面白くない!」と言ってはいけない風潮』ってのがある。w
ハッキリ言って、私はジブリ作品が苦手だ。 宮崎駿の“あざとさ”や“押しつけがましさ”、“してやったり感”が我慢ならない。 そんなジブリ作品でも、高畑勲の、もう少し肩の力の抜けた作品の数々は、まだ観ていられる気がする。 で、この『かぐや姫の物語』である。 まあ、『竹取物語』を現代風に解釈したお話。それ以上でもそれ以下でもない。 かぐやは、恋も生き方にも自由を望む現代風の女のコとして描かれる。とくに目新しくもない、よくある解釈ではある。 しかも作品全体を通して焦点が当たっているのは、その今風の女のコとしてのかぐやの苦悩。 お伽話としては見せ場になるハズの男達の宝探しや、月からの迎え~月への帰還といったスペクタクル要素は、見事にさららら~~っと流される。 そのくせ、スーパーガールよろしく好きな男のコとは手を取り合って空も飛ぶ。この辺りだけが新解釈?www シンプルな水彩画風の画は、いかにも高畑作品らしくて見易いが、如何せん「かぐや姫」で2時間越えの長尺はちとキツイ。 【TERRA】さん [DVD(邦画)] 4点(2020-08-11 09:42:10)(良:1票)
TERRA さんの 最近のクチコミ・感想
|