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《ネタバレ》 奥さんと子供達と別れて過ごす正月、ベイビーワわるきゅーれ一気見の中、第3作目!
なるほど、手の届く範囲の日常に感化されてYouTubeでフレンズ聴いたり、ジャックパーセルとか履きたくなったわ。 久しぶりにヤングな映画を観たもんだから、時代を感じてしまったぞ。 サブカルへの振り切り方がモテキに通じるものがあったが、オタクが絶滅してはや幾年、サブカルがメインストリームになったことを嬉しくも寂しくも感じる。 モテキはあくまでサブカル好きの冴えない主人公を笑い飛ばすストーリーだったが、本作は冴えない2人が出会い恋をして、それが大衆に受け入れられる時代となった。 悔しい。 溢れ出す悔しさから苦言を呈すならば、この映画は素晴らしいが、いわずもがな、こんな奇跡のような出会いは映画でしかないだろう。 よく音楽が好きとか言ってると、知り合いに音楽好きの異性とか紹介されるけど、タイミングや感性のズレは必ずあるもんで、こだわりが強い分確実にぶつかって喧嘩になるかんね!と、誰だか忘れたが年上のお姉さんが言っていた。 一方で、世の中はこのズレがあるからうまく行くこともあるわけで、本来、世の中はそうして回っているかんな! しかし、悔しいぞ!なんだろうが花束みたいな恋がしたかったぞ!! この映画、主役の2人がちゃんと冴えない感じを出していて素晴らしい。作り手と演者の腕の見せ所。 ベイビーわるきゅーれ2とセットで観るといい映画。 少なくとも、映画に出てきた作家やきのこ帝国とかフレンズとか羊文学とかガスタンクが好きな人には楽しめる映画! 夜の街を意味もなく楽しめる陽気な方々には、多分全く良さがわからないのではないだろうか。 -ネタバレ追記- 通常色恋なんてものはお互いを知るうちに花咲くもので、お互いのことを理解して時に相手が好きなものを好きになったりする中でピークを迎えるものですわな。花束は多少蕾はあるものの、もらった時点でほぼピーク。ピークで始まり枯れゆくものであると。そんな恋って、どうなんでしょうね?知らんけど。 【おでんの卵】さん [インターネット(邦画)] 8点(2025-01-04 13:06:50)《新規》
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