| 作品情報
レビュー情報
この映画って原題「霧の中のゴリラ」って言うんですよね。その方が良さそうです。[永遠のアフリカ]もそうですが実話ものだけにおもしろいという部分はあまりないです。「実際にこういうことがあったんだな」「大変だったんだな」「景色がキレイ」だなという感想は皆さんが持つと思います。この作品の良さは、ゴリラを密猟する側の論理も比較的反映されていることです。好感が持てます。個人的な感想ですが、ある一人の女性が未開の地に乗り込んでいく。そこで、動物保護、人道主義をその国の政府に訴える。その思想は立派なことだと思います。でも貧困から脱するためにはそれしか手段がない人もいます。知らぬ国に行っていきなり正論を吐いても無理があると思います。動物保護の代わりに本国政府に経済援助を訴える活動等の下準備が必要だと思います。それがないからラストの悲劇を招いたのではないでしょうか。最近、日本でもイラクに行って(皆が行くなよ!って言ってるのに)拉致されて、家族や国に迷惑をかけている不届き物がいますよね。それに近いものを感じてしまいます。国外に出て活動をするということは自分の国をしょってるんだという自覚を持って欲しいです。そういう観点から見るとこの作品の評価は下がってしまいます。
【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-06-24 12:37:24)
たかちゃん さんの 最近のクチコミ・感想
|