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《ネタバレ》 ロボット三原則を生み出した事であまりにも有名なアイザックアシモフ(正しい発音だとアジモフ)の小説「アイロボット」を元に映画化したのかと思いきや、なんと「ロボット三原則」というキーワードだけ使った完全オリジナル映画。
実際、映画を観てるとアシモフ先生だったらこんな話は絶対書かねーwという、この手のSF映画で超ありふれた「賢すぎる人工頭脳反乱もの」。 (アシモフ先生はミステリ作家でもあったのでこういう謎の殺人事件は「裸の太陽」のようなミステリに仕上げちゃいますから) まぁ映画の場合は地味な推理をやられてもなかなか観客は飽きるわけで、派手なアクションと展開、そしてわかりやすいラスボスという意味で、この「高度な人工頭脳反乱」物が後を絶たないんだと思うわけですが、しかしさすがにこのネタの映画はあまりに大量に作られている昨今、さすがに観客が食傷気味になってしまうのは、観客側のせいだとは言えないでしょう。 と、後半の展開にはわりとがっかりした本映画ですが、観る前の(個人的な)予想と違って映画の中盤まではかなり真剣につくられたしっかりした映画で、「あれ、これ結構おもしろいじゃん」と思ってたのは事実。 謎解きが進むほどにがっかりする展開とありがちラスボスでマイナス1点は避けられませんが、しかし予想よりずっと面白い映画だった事は確かです。 いい意味で裏切られました。 残念なのは警察の上司とかをもっと生かせなかったかな?ってとことかでしょうか。あのキャラただの無駄になってますよね。 ヒロインのブリジッドモイナハン、外見的にも、博士という役どころからも映画を観てるときはアラフォーかと思ったんですが、この映画の撮影時点でまだ32歳。 飲み会あたりで「私の歳あててみて!」と言われたら、「たぶん40近いと思うんだけど、安全考慮でここは思い切り下にふって32歳くらいで答えとくか?」と考えるくらいの雰囲気なのに、それでほんとに32歳と言われると「え、老けてね?」と思ってしまうのは避けられないところ。 日本人以外の年齢ってほんとわかんないなぁ、と思う今日この頃です。 ちなみに、女性に年齢を聞かれたときはあまりわざとらしい下の年齢を答えてもしらけるので「ギリギリありそうな範囲の下限」を答えるのがミソです。これ豆知識な。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-25 09:14:40)
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