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《ネタバレ》 低予算限定シチュエーション物で、よくある時間テーマを扱った映画なのですが…非常に残念な映画でして…
とにかくなんでこんなに話作りが下手なの?ツッコミどころ満載なの?と。 一例をあげると、おばさん博士が写真を持ってきた時の事「これは明日の写真だ」と彼女が明言します…が、ちょまてよ。なぜおばさん博士がそれを「明日の写真」だってわかるんだよ??何週間も前に出たノーヒントの写真をいきなり持ってきて「明日の写真」っておまえ…しかもそれを真に受ける男たち。 いや、おまえら…頭悪すぎるだろ??映画を観ている観客はみんなそう思うところなんですが、しかし話はそれを受け入れて進んでいってしまいます。ちょまてよ。 映画の根幹である「24時間後の未来がわかり、とにかくその通りに行動しなくてはいけない(そしてその通りになる)」というシチュエーションは面白いし、そこからいろんなストーリーが作れると思うのです。 しかしそこに「なぜかわからないけどいつの未来だかわからない写真がたまに出る」という意味不明のランダム設定を入れてしまうとそのシチュエーションの意味(よさ)がなくなってしまいます。 だって、写真がいつのだかわからないとなると、「がんばって明日の行動を実践する」という話の根幹が揺らいでしまうわけでもはやストーリーを追跡するべき基準点がなくなってしまうからです。 「写真入れ替えてたの」と言われても、そもそもその入れ替えてる写真の根拠自体がなくなるわけです。(だってその行動を取る指針となる写真自体が実はいつのものかわからないわけですから) 実はこれ、ちゃんと日時を書いて一緒に映るようにすれば全部解決するんですが…なぜか登場人物はそれを行いません。 それやっちゃうと映画成立しなくなるからなわけですが…というかそれだと書く日時に嘘を書くというトリックも作れちゃいますよね…あぁキリがない。 結局のところ「このカメラは24時間先しか映らない」とシンプルな設定にしておかないから、全体としてツッコミどころしかないダメ映画になっちゃてる、と。 ちゃんと小難しい映画は自分の身の丈にあった内容に収めておかないとケガをしてしまうという反面教師のような映画になっちゃってますね。残念。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 4点(2019-09-09 23:20:26)
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