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《ネタバレ》 音楽はものすごくよい。
エンド・クレジッドで流れる曲は聞き入ります。 危ない作品内容もこの監督の独特の色彩とカット割りで、 娯楽サスペンスにも取れる映画作りとなっています。 ただし私的にはちょっと合わなかったです。 突然現れたガエル・ガルシア・ベルナルは結局復讐のために全編を通じて活躍するのですが、 私は彼をなぜかマイク・マイヤーズ似だなぁと見てコメディに見ちゃいました(苦笑) サスペンス的には二重三重で面白いしそのわりにわかりやすい。 難解ですが演出や編集がうまいので戸惑いません。 丁寧に作っています。 しかし「オール・アバウト・マイ・マザー」もですが・・ この監督作品の男優(ゲイ役の)と私は合いませんねぇ・・ いかにもってな感じだから(まあだからわかりやすいのだけれども) 引いてしまうんですよね。 幼少時代の純粋な愛引き裂かれた初恋が、 たとえ男同士であれども感情移入はできます。 そこにはやはり少年同士というみずみずしさと、 その年頃の恋の場合は男女も関係はないと・・ しかも引き裂いた悪役が神父なのです。 カトリックの寄宿学校という環境で神父は異常愛者。 この神父への復讐がある脚本がきっかけで始まるのですが・・ こういったサスペンスとして観られれば面白いかも。 お金、性欲、復讐・・もうドロドロです。 唯一といってもよいエンリケ役の薄い顔のフェレ・マルティネスが救いかも。 あまりに現実主義な彼の生き方に、 初恋を裂かれたあきらめも仕事に生かすという、 クールな生き様に感傷は感じなかったです。 やはり子供時代で終わってましたね・・ 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:18:10)
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