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《ネタバレ》 気に入ったのでDVDを買っちゃいました。
恐竜、怪獣ものは嫌いなんですが、これは夢がある。 先にロストのほうを見てしまいガックリきたところ、 これを見て(なぜあのときに見なかったのか・・)と後悔。 公開当時大阪のミナミで友達に誘われ、断った覚えがあります。 理由はふたつ。立ち見してまで恐竜映画など見たくない。 そして、大ファンのスピルバーグがCG映画でヒットした。 それを認めたくなかったのです。今となっては映画館で 見たくても見えません。つまらぬ意地など張らなけりゃよかった。スピルバーグ=すばらしい特写と考えていたようです。 今ではCG映画も違和感なく見れます(ていうか、CGなしの 特にSFはありえない)が、CG映画と嫌っていたふたを開けてみるとこの作品、それだけじゃあないんですよね。 簡潔でいて深いところを描いてる。2では笑えなかった怖いギャグも、こちらでは見事。ヤギはどこに?あのシーンなんかうまいです。あのデブの裏切り者のエンジニア、ガンジー作のアッテンポロー監督(同年E.T.が賞を取れなかったのは、ガンジーが総ナメしたため)濃い、薄いの対照的な顔立ちの二人の男。 ヒロインも上品でかわいいです。ケガをして横たわる恐竜を発見し、涙ぐむところなど自分も感情投入できる。 出演者のほとんどがいい。あと最大にロストと比べていいと思うのは、映像美です。冷静に比べるとこちらのほうがソフトで、 ロストのほうがきめ細かい。でもあまり解像度が優れた画像は リアルすぎて逆に現実味がない。こちらのほうは映画そのものの、美しさがある。きれいでくっきりしたリアルな映像と、絵本のようなぼやけたファンタジーな映像、ファンタジーのほうを選びます。スピルバーグ作品の好きな映像のほとんどは、ファンタジー(逸話)ですから。しかもそのほうが、なぜか脚本もよく自分も違和感なく冒険の世界にいける。 このジュラシックは、夢のような世界に科学的なつじつまあわせもあり、暗さも明るさも生かされた誰もが楽しめる映画と思う。 特典映像が面白かった。 スピルバーグがロケ地のカウアイ島で カメラを試し撮りしてるんですが、 牧場に牛の群れを発見し・・・ (君たち映画に出ないかい?)と、 牛をスカウトするシーンは爆笑。 でも牛は全部逃げちゃった。 (かぶりものは嫌いかい?恐竜のだけど) と、まだ続ける監督に、クルーの全員が大爆笑! 【アルメイダ】さん 8点(2004-05-06 02:57:41)
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