| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 なんとあのジーン・ハックマンがFBI役。
やはりハックマンはハックマン(爆) 「フレンチ・コネクション」とだぶりました(苦笑) たぶんほとんどの人がFBIふたりならハックマンを褒めると思う。 けれど私はウィリアム・デフォーが気になって仕方がない。 彼は本当にいくつもの顔を持っていますね~ 今回の役もメガネをかけてまるで変装状態(爆)なのに、 こいつはいくら顔を変えてもウィリアム・デフォーだ!と。 切れ役が得意なので心配したんですが無用。 どこか昔のイギリスの映画っぽい感じで意外とクールなFBI役が合っていた。 このふたりの組み合わせって普通考えられませんよね。 感覚的には「L.A.コンフィデンシャル」を観てるような娯楽感。 そして内容はKKKと言われる白人至上主義団体によるある事件。 前半のうねるように走る車を縦に撮る映像は、 そういえば同監督のケビン・スペイシー主演の同じような系統の映画、 「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 この作品の前半にも出てきました。 まさに映像美・・ 作品は両方とも社会派映画なんですがこちらのミシシッピー・バーニングのほうが面白い。 あと前半の映像の面白さという点では「激突!」を思い出した。 前半はスピルバーグ映画みたいなんですよ。 観ていて「ミュンヘン」のようでもあるなぁとか思いましたから。 後半から「ゴッド・ファーザー2」のような報復映画になり、 ここらはもうテンポよく娯楽作としても退屈しない。 結局正義が最後に勝つという図式ではあるけれども、 それでも根本は変らないから終わらないという、 混沌とした曖昧なものを残している・・ しかし後味が悪いわけでもない。 曖昧な歴史が作った差別と利用したKKKという団体。 弱いものはさらに弱いものを叩く。 一番罪なのはそれを見てみぬふりをすること。 われわれも同じ罪人だと、 ウィリアム・デフォーがつぶやいたセリフが全てです。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:05:47)
アルメイダ さんの 最近のクチコミ・感想
|