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《ネタバレ》 この映画のラストは大いに幻滅した。
後半のラストちかくまでは満点に近いくらいよかったが、 でも幻滅しながらでも認めざるを得ないこの主題歌、クリストファー・クロスの名曲。 主人公のバカお気楽御曹司が執事の爺の最期になって、 ようやく自立したのはまるで映画の内容は違うが「シャイン」を思い出した。 と思ったらこの執事役、シャインに出ていた・・ ここらがあっさり描かれておりとても気に入っている。 お涙頂戴もわかりやすいのだが、この映画にはこのシーンは事務的でさえある。 執事役のギールグッド氏は最近私が見た映画によく出演されており、 登場したすぐに「シーザーだ!」と思い出しました。 カリギュラにも出てたんですよね・・ 執事がどうなったかということをネタばれしていますが、 それでしらけるような映画ではありません。 泣かせる映画ではないのですよ。 ああ、あのラストさえなければ主題歌は賞を取ったのだから、 執事役にも助演賞をあげれる。 と思って調べたら、なんと助演賞も取っていた。 おおいに納得。 この映画は全体で評価すれば、アカデミー賞も納得できる。 執事役、主題歌、それ以外にどうこういう内容ではない。 あのラストが説明しすぎて悔やまれます。 このボンボン、金持ちは金持ちってことか~!と、 そのあとで素敵な主題歌がかぶるものだから、 騙されたプリティウーマンのお話みたいだ・・そこさえなければなぁと。 どこか古い良い時代の映画っぽくて気にいり、 残り5分くらいまではよかったのにと残念に思いました。 この映画の原題がARTHUR(アーサー)というのが面白いですね! ギールグッド氏の本名だし、しかもアカデミー賞は助演男優賞&歌曲賞受賞で、 『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』Best That You Can Doと、Mr.Arthurというのも納得。 【アルメイダ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-17 07:02:42)
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