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《ネタバレ》 この映画は、3度見て3度泣きました。しかも同じシーンで・・もう、その場面が来るのはわかっててもダメですね。たぶん今見てもそうでしょう。それほど美しい叙情的なくだり。最高に好きな場面だから、実は全編中だるみな箇所もあり正直たいくつなんですが、その場面のために忍耐でした。あらすじは簡単で、兄弟の兄は優等生で、弟は気ままで楽天家。この弟をブラッド・ピットがやってるんですが、この頃が一番美しい。監督のレッドフォードの若き頃と激似ということです。これは実話をもとにしたヒタヒタくる静かな感動作。美しい河で無邪気に笑う弟の笑顔のあとの結末は残酷で、そのシーンを映像にしなかった監督の趣味のよさが静かに続きます。もう弟は天国で釣りができないとこぼす父、弟の手は砕かれていた。何年かたち一人になり、美しい河に釣り糸をたれる老いて指も震える兄の姿。人生は流れる川のようなもの・・とセリフが流れ出すともう号泣もの。地味で静かな優等生的な映画です。でもこの映画は否定できない。
【アルメイダ】さん 10点(2003-12-07 11:13:43)
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