ポルターガイスト(1982) の アルメイダ さんのクチコミ・感想

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ポルターガイスト(1982) の アルメイダ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ポルターガイスト(1982)
製作国
上映時間115分
ジャンルホラー,シリーズもの,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 
「悪魔のいけにえ」を見たスピルバーグが、
トビー・フーパーを天才と言い監督に抜擢することになります。
同時期に「E.T.」を撮っていたスピルバーグは
ふたつの映画の撮影現場を行き来することになります。
同じような街が出てくるのでわかると思います。
(余談ですが、スピルバーグはシンドラーのリストと
ジュラシックパークという映画も同時に撮っていました・・)
私はもちろんスピルバーグの大ファンですが、
このトビー・フーパーのようなマニアックな職人監督も好きです。
スピルバーグのスプラッタホラーにはコメディ色がありません。
フーパー監督はコメディホラーです。
その違和感が逆に面白い。
後半のママが戻れなくなる世界へ娘を連れ戻しに行く。
このあたりからスピルバーグの映画になっているんです。
霊が美しい・・
なぜファンタジー??
まるでエイリアン2のような力強い家族愛ドラマに変わる。
そうだったのか、これは心をきれいにして見ないとと入っていくと、
なんとまたラスト近くで、トビー・フーパーの映画になっている!?
すべて終わって爽やかにお引越し準備で終われば感動作ですよ。
美しい家族愛から一気にドロドロのゲテモノ映画。

ラストのわらわら出てきた死霊の団体に、スピルバーグは怒って、
こんな風に作ってほしくなかったと。
まああの家族愛のドラマには似合いませんよね。
でもフーパーとしては撮らずにいられない。ホラー監督の意地がある。
そこまで気持ち悪い思わせぶりな脚本書いて、
ラストは感動させるなんて俺はやだねと言ったかどうか知りませんが、
この論争の末に新聞広告を使いスピルバーグが謝罪。
まあストリーボードもスピルバーグが描いていたのですから、
フーパーは指図通り撮っていたわけで、
そのお絵かきシナリオ通り撮らなかったのが最後のシーンなのでしょう。
そんなこと考えてたらこの映画、違和感もありますがおかしいですよ。
もうひとつの事件とは、知らない人がいないくらい有名。
主演の女の子がその後亡くなっています。
当時はその話題の方が先行してこわがられていたようです。
めちゃかわいい子でしたが・・
追記として、「ヘキサゴン」もレビュー載せています。
怖さやカメラワークはこちらが上です。
ただし家族愛のラストシーンがイマイチで、
テレビドラマの放送時間にもよるもので惜しい作品です。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-03 01:18:46)
アルメイダ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2006-09-21ルディ/涙のウイニング・ラン8レビュー7.90点
ザ・ロック7レビュー7.83点
ザ・カップ 夢のアンテナ4レビュー6.44点
最後の恋のはじめ方4レビュー6.35点
歓びの毒牙6レビュー5.50点
バーバー6レビュー6.65点
アンブレイカブル3レビュー4.56点
ダ・ヴィンチ・コード7レビュー5.05点
翼のない天使7レビュー6.23点
アンジェラの灰4レビュー5.32点
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