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1st世代な私は「Z」って元々印象悪いと言うか薄いシロモノでした。当時アニメオタクだった私は業界の事情通の知り合いから「ガンダム」の新作が出る、っていうのを早くから聞いていてずっと楽しみにしていたのですが、いざ放送が始まってみると違和感だらけで最初の数話で脱落、あとは見たり見なかったり、みたいな状態で、だから物語の背景も人物関係も(ついでにMSのデザインや名前も)あんまり頭の中にないままでした。そして今更テレビの再編集モノで映画作るって聞いた時には「そりゃないでしょうよ」と。あの時代だからこそ通用した商売で、今の、質が求められる時代に再編集モノって「何考えてんのよ?」みたいな。で、DVDレンタルまで待って見た結果。再編集モノ特有のシーンの始まりと終わりの唐突さ、どんどん流れていって咀嚼のスキを与えない感じ、新作カットと旧カットとの整合性のなさ、旧カットの作画レベルのどうにもならない質の低さ、物語の判らなさはやっぱりって感じ。エウーゴとティターンズってのは連邦やジオンからどうなってそうなったの?ってのも結局ハッキリとは判らず。御大の映画ってモノを見せる力のなさはなーんも進歩してないねぇ、とは思いましたが、でも、あんまり細かいトコは知らなかったがゆえに、そこそこ楽しめてしまいました。ああ、やっぱり「ガンダム」だねぇ、という「ガンダム魂」みたいなのはしっかり感じられて(少なくとも「SEED」とかよりはね)、なんとなくノスタルジックな気分になったりして。だからこの点数は、あくまでガンダムであった、という事についてのみ、って感じかな。でも今も相変わらず16ミリのブローアップ、ってのはキツいですねぇ。1コマずつデジタルスキャンしてクリーンナップしてからフィルムに焼くくらいの事、できないのかなぁ?
【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-09-20 00:47:18)
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