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《ネタバレ》 「家出少年が紛れ込んだ家庭は自分の家よりももっと殺伐としていたのでした。やっぱりおうちがいちばん。」なんていう教訓話を延々とやられてもねぇ・・・。かいじゅうだからこそのお楽しみっていうのに酷く乏しいんですよ。せいぜい、特異な会話くらいで、かいじゅうである事の面白味みたいなのはあまりなく、独自のセンスを感じさせるビジュアルにも乏しく、そこにあるのは一般家庭を映す鏡のような、こじれた1つの社会。音響が過剰な鳴り方のシネコンで見たせいで、冒頭から少年のヒステリックな絶叫が大変耳障りで、かいじゅうの島に行ってからもかいじゅうまでプラスしてヒステリックな状況が続いて、情緒不安定な連中のイライラとした映画を延々と見せられるのが苦痛で。視覚に頼れない分(着ぐるみながら、表情にはCGが使われているようではあるものの)、物語にもっと夢や広がりがあって良かったと思うのですが、他者との関係性の描写だけに終始した脚本に、置いてけぼりを食らった感じでした。
【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2010-01-15 18:05:10)(良:1票)
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