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《ネタバレ》 全体的に薄味に作られてしまった映画。豆富小僧が様々なキャラクターと関わってゆく訳ですが、何しろただでさえリアクション薄めな豆富小僧(深キョンはあれはあれでいいと思います)、更にその関わり部分が薄い薄い。最も重要なのはヒロインの女の子とのふれあいから関係を築いてゆく部分だと思うのですが、大して関係を築けないままに物語がどんどんと展開していってしまうので、思い入れが湧きゃしません。地球規模の一大事にしても、自己犠牲クライマックスにしても、そこまでが全部薄い描写のみで進んできてしまっているために迫ってくるものがなく、心に残るものもなくあっという間に終わってしまうような映画。せめてキャラクターの描写に魂が込められていればいいのですが、これがまあPS2とかゲームキューブとかXBOXとかの前世代ゲーム機でリアルタイムレンダリングで描けるようなレベルの雑なキャラで。髪とか表情とか関節とか、もう少しどうにかならなかったか?みたいな状態で。ピクサーやドリームワークスみたいな物量投入大作CG映画は無理としても、この国にはこの国独自の表現の仕方があると思うのですが、どうもそこが上手くマーケットのニーズを読めてない感じで。そういうところは昔ながらの日本映画的な姿勢なんですよねぇ。
【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-11-13 22:48:20)
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