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《ネタバレ》 前半の雰囲気が良くて、これはもしかして?と思ったのですが。
シルエット状態の引きの画が反復されて、それがキーのビジュアルとなるのかな?と思うと後半は出てこないし。 短い上映時間ゆえ、テンポ良く進みます。ドラキュラが悪魔と契約せざるを得なくなる流れを、大切な息子(美形!)の存在を中心にして描く事によって納得させてゆく感じ。 魔物化してからは騒がしいアクション映画『ドラキュラ無双』になるわけですが、彼の能力設定にどうも脚本上の統一が図られていないようで、あなたの能力ならば仲間や奥さんは助けられたんじゃない?みたいな、その場その場の都合による能力変化が起きてしまっているようで。 クライマックスでの選択も、今際の際の奥さんの願いが理不尽に感じられてしまって「ええ~?」みたいな。そこは本当は感動させたかったハズの部分じゃ? いや、彼が結局はそっちを選択せざるを得ない展開になるであろう事は最初から予測されてましたけど。 いかにも続きがありますよ的なラストシーンも含めて、終わってみれば最近のアメコミものみたいな映画だったなぁ、という印象。 ヴァンパイアの映画と言うよりもダークなヒーローの誕生までを描いた映画って感じでした。 悪魔と契約した事によって自分が救おうとしたもの全てを逆に滅ぼしてしまう事になる男の悲劇、みたいな部分がもっと際立っていたら良かったと思うのですが。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-11-02 14:25:06)
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