幕が上がる の あにやん‍🌈 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > マ行
 > 幕が上がる
 > あにやん‍🌈さんのレビュー
幕が上がる の あにやん‍🌈 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 幕が上がる
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2015-02-28
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの,アイドルもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ※おっさん、もう誰がももクロやらAKBやらHKTやら判らんって状態ですが、お嬢様方、大変良かったと思います。真っ直ぐな青春映画をキラキラと輝かせて。
 「演技の中で演技をする演技」という難題を見事にこなしていて。

 問題はやっぱり本広演出ですねぇ。
 まずカメラワーク。ドリーで横移動、回り込みを繰り返しますが、その効果がちゃんと出てないです。そのゆっくりとしたカメラの移動に込められた意味、みんなの中の時が流れてゆく感覚を表現しているのかな?とは思うのですが、移動の意味を次のフィックスで打消しちゃうような、移動と静止との関連性が希薄。

 そしてなんと言っても内輪ネタ。本広作品なのだから、内輪ネタは必須とばかりに無理矢理入れ込んで、それが明らかに雑音になっています。っていうか、どこかでカエル急便や『スタートレック』のコスプレ男が出てくるんじゃないかと最後までドキドキしてました。監督、観客のそういう不安をわざわざこの映画に持ち込ませたかったの?

 あと、ヒロインのモノローグは彼女の視点を表現するためにあって良いものだと思いましたが、先生が演技をするシーンは映像で十分に語れた筈です。あそこは彼女のモノローグがジャマをしてしまっていた、演技って何よ?っていう※

 と、以上がレビュー用にメモってた文章。ツイッター見るとラジオで宇多丸さん、大体そんなような事をお話しされたみたいですね。んー。後出しになっちゃうし。

 足りてない部分を書いておきますと、黒木華さんが見事でした。弱々しい印象のあるこの人の「強い役」というのがなかなか。

 横移動はHFRで撮って映写すれば良かったかもしれませんね。フレーム数が多くなれば被写体が安定して煩わしさは軽減するでしょ? 繋ぎの悪さはいかんともしがたいですが。

 監督は、ただ素材を活かすための演出に徹するべきだと思いました。二人だけの駅のシーンでの幻想的な雰囲気なんか良かったのですが、犬のオシッコみたいに作品内に自分のマーキングをせねば気が済まないっていうのは、もうやめた方がいいんじゃないかと。

 そんな感じです。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2015-03-08 00:35:01)
あにやん‍🌈 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-09-16ラストマイル6レビュー6.21点
2024-09-07エイリアン:ロムルス5レビュー6.12点
2024-08-31きみの色9レビュー9.00点
2024-08-21フォールガイ4レビュー5.71点
2024-08-13劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:6レビュー7.00点
2024-08-02インサイド・ヘッド28レビュー6.66点
2024-07-25デッドプール&ウルヴァリン5レビュー5.71点
2024-07-18ルックバック6レビュー7.72点
2024-06-20劇場版 SPY×FAMILY CODE: White5レビュー5.54点
2024-06-20劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:6レビュー6.66点
幕が上がるのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS