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《ネタバレ》 えーと、ブルーレイ版は81分で、そのうち過去作からの流用部分は18分です。それはともかく。子供がグループで出てきて舌っ足らずな演技で子供騙しなドタバタを繰り広げるのが映画の核というフォーマットはここからですね。これ以降の昭和ガメラは全てこの作品のリメイクみたいなもので。でも、子供の頃はコレが好きだったワケでしてねぇ。そりゃ、今の子供は騙せないかもしれませんが、製作当時の子供だった私はコロッと騙されてたワケですよ、コレに。今見ると、相当に粗悪なシロモノなのですが、駄菓子屋のお菓子喜んでた、白黒テレビで怪獣見てた頃、これは間違いなくご馳走だったワケで。リアルにその時代を生きていた昔を回顧するとあーんまり悪くは言えませんねぇ。いやいや、宇宙船の内部の状況も判らないのにメカニズムのプラスとマイナスを逆にしろと子供に指示しちゃう無茶な大人とか、GPSも真っ青なメカを発明した子供とか(方角はともかく距離が判るの)、子供二人の命と全人類の命を引き換えにする国連とか、色々スゲーなこりゃ、って映画ではあるのですが、秀逸な宇宙船のデザインとか、光る眼とか、アレはアレでキュートなバイラスとか、完全否定するには忍びないワケです。良し悪しはともかくとして、コレも幼い頃の私の心に刻まれたものの一つですからねぇ。チクロ入りのお菓子を食べちゃってた身としては、あの味を今になって完全否定できるか?っていうと無理、みたいなモンで。ええ。
【あにやん🌈】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2010-11-02 17:03:48)
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