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《ネタバレ》 あぶねーっ!なんてキケン!ってヒヤヒヤしながら見てました。だってミスリードいっぱいで脚本がいつ破綻するか心配させっ放しなんだもん。回想シーンに更に回想シーンを重ねるのは、日記という具体的なブツがあるので良しとしましょう。しかし、そもそもその回想自体が途中からアヤシくなっていって、ああ、やっぱりあっちがとーちゃんじゃん、となると回想全体の存在があってはならないモノって事になっちまう、一体どういう事・・・ってそうきたか、ああ、全部繋がった、良かったぁ、って。中盤で息子の件まで含めて読めてたんですけど、矛盾してそうなピースがいっぱい散りばめてあって、ラストで全部繋ぎました、っていう描き方に見事に翻弄されました。だから途中で感動的なシーン、泣かせシーンがあっても、こちらは構成と格闘状態でそれどころじゃないよ、って。最後のピースがはまってペンダントを出した時点でどわーっと感動しちゃいましたけどね。二代に渡って結ばれる運命のおはなしは、ベタとか古臭いとかで片付けられなくもないけれど、やっぱりこういうのを、心のフィルターなしで味わうのもまたいいんでないかな、と。映画を見終わってもまだ「ん?」と心にひっかかってる部分がなきにしもあらずですが(次代の出会いは結局「運命のめぐり合わせ」という名の偶然だよね?)、丁寧に作られているので好感の持てる映画でした。韓国映画はいつも画面作りが丁寧なのがいいです。
【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-16 01:34:29)
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