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古典落語をモチーフにした山田洋次監督初期の時代劇コメディー。山田監督の「男はつらいよ」以前の初期作はこれが「馬鹿が戦車(タンク)でやって来る」、「馬鹿まるだし」に続いて3作目の鑑賞だったが、この映画は前の2本と違ってひたすらコメディーに徹していて、妙にシリアスなところもなく、単純に楽しめた。金を餅に包んで食べてしまうばあさん(武智豊子)が「八つ墓村」の濃茶の尼のようで怖い。「男はつらいよ」以降の山田作品では決して見られないようなブラック・ユーモアが出てきたのにはちょっとビックリした。
【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-01-03 03:14:38)
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