コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ 三百六十五歩のマーチ の イニシャルK さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > コ行
 > コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ 三百六十五歩のマーチ
 > イニシャルKさんのレビュー
コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ 三百六十五歩のマーチ の イニシャルK さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 野村芳太郎監督によるコント55号映画、見るのはこれが2本目なんだが、以前に見た「びっくり武士道」が原作のあるものだったため、オリジナル脚本ののコント55号映画を見たのはこれが初めて。亡くなった母の残した大金を持って上京した二郎と、彼と出会って意気投合した板前の欽ちゃんのコンビを描いているが、55号世代ではない自分が見てもこの二人のやりとりは見ていて楽しいし、二人とも若く(特に欽ちゃん)実にイキイキとしていて、実際の二人もこんな感じだったのではと容易に想像できる。マドンナを演じる水前寺清子が二役で演じる落語家を語り部にしている点や、冒頭、二郎が新幹線でスリに遭うシーンが野村監督の「白昼堂々」の冒頭部のセルフパロディになっているところも面白い。(ひょっとしたら本作は「白昼堂々」の冒頭で出会った55号二人の物語ともとれるのかな?)ストーリーのメインとしては欽ちゃんが母親と住んでいるアパートの立ち退き問題があって、それに欽ちゃんと二郎の新しい店を出すために奮闘する姿や、マドンナ清子に惚れた二郎といったエピソードが並行して描かれているが、まとめ方がうまく、安心して見ることができるし、野村監督の職人監督としての安定感も感じることができる。脇役も豪華で、花沢徳衛が悪役を演じているほか、清子の父を演じるのが西村晃(欽ちゃんの母親を演じる桜むつ子とのいがみ合いが楽しい。)、喜劇俳優としては財津一郎と谷幹一、当時人気だったボクサーの沢村忠まで出演している。終盤に前田武彦が登場するが、その使い方がなかなか利いていて面白い。しかしいちばん驚くのは清子の恋人を演じているのが「仮面ライダー」に抜擢される前の藤岡弘で、このころからすでに藤岡弘という感じは出ているものの、まだどこか青臭い感じがして、若いなあと思った。ちなみに「仮面ライダー」の開始は本作の2年後のこと。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-07-22 17:51:50)
イニシャルK さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-11-07仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE5レビュー5.00点
2024-11-03バトル・ロワイアル 特別編8レビュー6.18点
2024-09-15仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦20105レビュー4.20点
2024-07-28こんにちは、母さん7レビュー6.87点
2024-07-22沈黙のパレード6レビュー6.00点
2024-07-15映画ドラえもん のび太と空の理想郷8レビュー8.00点
2024-07-07真・仮面ライダー 序章(プロローグ) <OV>4レビュー4.00点
2024-06-30シン・ウルトラマン6レビュー6.29点
2024-06-09映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 20217レビュー6.60点
2024-05-30特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER<OV>6レビュー6.00点
コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ 三百六十五歩のマーチのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS