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高校世界史では1920年サッコ・ヴァンゼッティ事件(アナーキスト弾圧の冤罪事件)とでも習ったんでしょうか?。確かに覚えてたけどその程度だったような気が・・。でも、先生はこの映画のことは教えてくれなかったな・・・。/この映画はアラが多いです。いくらでもイチャモンつけれるでしょう。まず、やはりイタリア語に違和感あります。また、妙に暗さと深みと品があってアメリカらしくありません。いかにもやり過ぎでわかり易過ぎる台詞や場面も多いです。まあ、謎だらけらしいこの事件の映画にあまりにリアリティ求めたり、法的な突っ込みを入れ過ぎるのは野暮だと思うんですけどね。しかし、法廷場面の躍動感に心震わせはじめると、そんなのどうでもよくなりました。単純で偽善者な私はもう降参です。日本人はあまり外国人差別や人権に関しては人のこと言えませんけどね。/しかし、本作のモリコーネの音楽、ジョーン・バエズの歌は素晴らしいですね。ラストの主題歌も良いけど、被告二人の家族宛の手紙を歌詞にしたらしい劇中歌も美しく切なくて良いです。これ結構前に観たんだけど、レビュー書いてたら感動湧き上ってきて10点にしか思えないんだよなぁ・・・また勢いでつけちゃったかな、10点。/本作はアメリカでロケ妨害があってそれを避けながら撮影したらしいけど・・やっぱアメリカ人は頭にくるかな、これ観て。 追記:やっぱ勢いでつけたな・・・9点。
【しったか偽善者】さん 9点(2004-02-06 00:15:52)(良:2票)
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