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キリスト教文化圏の人が見るのと私みたいな日本人が見るのとでは衝撃、感銘がとてつもなく違うでしょうね、この映画。時代が違えばこの少女たちこそ魔女だったわけで、少なくとも修道院の背景にある社会では少女たちの受けた行為はなんら悪いことではなく、修道院長は悪いと思って虐待をやっていない。ここに文化相対主義という難題が見られます。この映画は現代社会における善と悪を掴みだそうとする真摯な試みであり、人権映画といえるでしょう。どうせ我々日本人には他人事なんでしょうね。過労死を起こす企業組織や学校の無意味な校則なんかもこの修道院と同レベルで嫌悪すべきだと思いますが・・。冒頭の楽器の演奏シーンから一目で出来のいい映画だとわかり、引き込まれてしまう完成度の高い映画だと思います。
【しったか偽善者】さん 8点(2003-11-27 12:34:41)
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