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「愛されたい、必要とされたい」というあまりにもラフで根源的な欲望。それをここまで身も蓋もなく赤裸々にダイレクトに表出させた作品は他にないような気がする。その表現は何のオブラートにも包まれず、保護膜を持たない。ユーニスという女が真っ裸でこの世界に向き合い、血塗れになりながら彷徨っているその姿。それはもう、唖然とするという領域を完全に超えてしまっている。哀しく辛く滑稽で、ただひたすらに切なくて痛々しく、それでいてどこか神々しい、そんな物語。
【ひのと】さん 9点(2003-11-29 16:50:14)
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