| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 母に捨てられた赤ちゃん。望まれぬ出生。醜い体。でもあの子なりに一生懸命生きようとしている。パパが部屋を出ようとすると泣き出す赤ちゃん。動くことの出来ない赤ちゃん。生きていくために大切な衣服(包帯)を、唯一の生きるすべであるパパによって切り開かれてしまう赤ちゃん。ノイズよりも、ヒーターのなかのアイドルよりも、自分の頭が消しゴムになる悪夢よりも、この子の泣き声が痛々しい。最後の方では、泣き声が笑い声にも聞こえた。「きゃはは、ははは」、何が嬉しかったのだろう?この90分はそういった絶望的な悲しみに満たされている。すげぇ
(上の文は2004年のもの。10年経って2014年もう一回観た。)ので追記。 やっぱり感想はそんなに変わらない。ただ、ラジエーターガールが、今でいう2次元美少女のようなものなんだろうなってことは新たな気付きであった。10年後また見てみようかな。 【no_the_war】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-02-23 00:57:02)
no_the_war さんの 最近のクチコミ・感想
|