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《ネタバレ》 顔がお猿で便利屋で その言動やら働きっぷりがテキトーそうなので、これはシュールなコメディなのかと思いきや見始めたのですが、こりゃ失礼、全然コメディではなく、リアルに現実的で けして大げさに誇張される事なく淡々と重々とした彼の人生が明かされてゆく真面目さ100%のシュールなヒューマンドラマでしたね。
リーの無愛想さは見ていてけして心地好いものではないですが、過去が過去なだけに納得できます。彼の喪失感や自分に対する怒りたるや想像を絶しますし、自殺しかけた行動においても納得出来ないはずはありません。≪でも生きている→ そして生きていく≫ メッセージとして受け取るべきはこれなのでしょうね。 あの状況から先、生きてゆくこと 相当に勇気のいる行いであると思います。それと同時にパトリックという甥っ子、彼も気の毒な人生を歩んでゆく事となりますが、それが人生。リーとパトリックの言動と行動、そして衝突、どちらにしても正論であり どちらも折れることなくこの先お互いのYの字歩んでゆく事となりますが、私は 結果としてパトリックを養子として迎え入れる事を決めたジョージアさん一家の懐の深さに感服いたします。 余談として申せば、本作監督のケネス・ロナーガンさん、有名な作品としてはその他のところでアナライズ・ミーだとかギャング・オブ・ニューヨークだとか脚本書いていらっしゃいますが、私は2000年のユー・キャン・カウント・オン・ミーが好きです まずはこれをお薦めさせてもらいます。こちらは姉弟間のもやもやした関係を表現した こちらもリアル系のヒューマンドラマでございます。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-06 22:10:49)
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