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《ネタバレ》 おもしろかった。よかった。ずーーっと見ていたかった。時間の経過と共に終わりよ来ないでという思いがずーーっとありました(しかも割りと始めのほうからで)
まずは、ラーメン屋で別れる別れないの公論をやらかすカップルのだらくさシーンで既に掴みはオッケーで 。(俺って無職だし借金あるけど まだ働く気は無いから君とは釣り合えない だから付き合えないとか どんだけなんだよww)この役演じてたのがパンバスの主演男優:山下健二郎であったことも興味加算。 そして出てくる姪っ子、美容室の娘(学校ではバスケのモテ女子)、花を買いに来た女子中学生(かわいらしいが、ここで映画初デビュー)、そして出てきた ともさかりえ。夏目を含めたともさかりえ夫婦の三者面談のシーンが異様すぎて不思議な間でもうプフッともうおかしくておかしくてww とはいえ、夏目君が絡むシーン絡まないシーンにおいても、どの面子のどの組み合わせのシーンにおいても意外と心地好い人間関係の応酬で。これはほとんど全てがきちんと相手に向き合い その相手を敬う関係になっていたかと思えるんですよね バスケ部女子のあのストーカーらしき子が恋のライバル陽子を見習い、告白まで辿り着けたという思いきりのよさだって心地好い。そしてメインに残してあった木帆と夏目君はどうなるの? 最後、木帆のお父さんが夏目君経由で木帆宛てに残しておいた手紙、それと木帆が慌てて綴ったかのような夏目君に対する想いへの手紙、ここがシンクロする場面 素敵でした。結果はどうであれ 花屋の夏目君を中心としたすごく素敵なエピソードの宝石箱となっていました。出来ればエンドロールは見たくなかった ずーーーっと続いて欲しいお話だった。 MVPは迷いますが、夏目君と女子中学生陽子とともさかりえにあげたい。だが、ひとりだけとするなら ここは奇を照らって ともさかりえ夫婦の一組にあげるとしたい。この辺の奇妙なカップル造形は今泉監督の真骨頂が発揮されていた証拠であると思えます。 【3737】さん [映画館(邦画)] 9点(2020-01-19 20:58:34)(良:3票)
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