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《ネタバレ》 役者って凄い。この二人が実際、そちらの気が少しでも有るのか無いのか それは分からない。ただ撮影後のインタビューで二人共にずっと撮影初日が来なければいいのにと思っていましたと語っていたくらいなので たぶんそうではないのだろう。それでいて違和感の無いアッパレな役のこなし。嫌味の無い役のこなし。ルックス的にはいけ好かない二人でしたが 動と静、悪くない人選であったと思えます。後から知ってみれば、藤原季節のほう、前作アイネクライネから既に今泉ファミリーの一員さんだったようですね(また今後共度々お顔見る事になるのかな)
そして人選と言えば、娘さん、つまり子役。 この子も凄い。 相当量の台詞こなしてましたね そしてそこに全くの違和感無し。三人の大人に対して返しの台詞・タイミングにおいてほぼ全てと言ってもよいほどに完璧で。少し異質で重たい話の中において唯一の明るい分子。そんな役を見事にこなしていました。(そしてラストシーンにおいて あの子が想い描いていた夢が叶う。結果、その先がどうなる事であれ、まずは終わり良し。) そして母親、松本若菜。 彼以上に娘を愛しているのかどうかという表現については分かりにくいとこですが、職を守らなければならない状況であり、その辺りのもどかしさが逆にリアルさを感じさせられる展開になっており そこはまあ良しとする。ただそれ以上に役者魂を感じさせられたのが耐える表情です。裁判時に我が身の状況を責められ堪え忍ぶ顔、または身内であるはずの母親にまで自身をなじられている時に堪え忍ぶ顔、その表情にグッときた。彼女については、約十年前出演の腐女子彼女。という作品のお嬢様役の頃から認識していまして 自分、どうしてもその頃と比較してしまってるんですが、まさかあの彼女が こんなにもグッとくるような表情が出来る女優に成長していらっしゃるだなんて 偉そうな事言うようで申し訳ないですが、とにかくそこにハッとしてグッときた。 そして最後に松本穂花さん? いいですね~ その後いろいろ略歴調べさせてもらいましたが、ははあ、なるほど、世界の片隅での実写版ですず役やって 既に脚光を浴びてた あの子だったのですね なるほど、実写版のすず役、お顔的にも雰囲気的にも きっとハマり役だったのじゃないでしょうか(そちらのほうも観てみたいかな) 総じて、his。(映画版) 見てよかったと思えます。 偏見論を語るつもりはないですが、彼ら同姓同士のボディタッチやスキンシップのシーンが至極控え目だった事に有難味を感じましたね そこに監督さんのセンス良さを感じます。 【3737】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-09-13 21:28:05)(良:2票)
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