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私はどうしようもない「七人の侍」信者だが、この映画はそれとは別物として楽しめた。ただ中盤はダレたきがしないでもないが。キャストの力はオリジナルに負けず劣らず。我々の世代にとっては「リーバイス」「ハッピーニューイヤー」「スピークラーク」「ウーン、マンダム」と声を出さずには入られない。。。しかしこれほど原作に忠実につくっているとは思わなかった。その割には「AKIRA KUROSAWA」っていう名前は出てないんだね。いいんだろうか?ここまで原作にこだわらなくても、もっとアレンジしちゃってもよかったのではないか。「勝ったのは俺達ではない」ってなどのそのままのセリフの部分だけ、歯が浮いているような印象を覚えた。マックイーンあたりが、「やっぱり俺達最高!」とか言っている横で、ユル・ブリンナーが黙って笑っているみたいなラストのほうが、いろいろな解釈が出来て、映画の色にもマッチしていてよかったのでは、と思う。
【神谷玄次郎】さん 7点(2004-02-24 00:48:46)
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