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題材はなかなか面白い。ただストーリー展開にに起伏がなく、「FBI-マフィア-デニーロ-精神科医-家族」の間で、終わりなきキャッチボールをしているのを観ているかのよう。コメディー映画ではあっても、ナンセンスに走る映画ではないはず。であればデニーロのあの突然の泣きは何なのか?パニック障害の症状について詳しいことは知らないが、あれではまったくのウケ狙いにしか見えない。「ミッション」での、原住民に許されるシーン、「レナードの朝」で、副作用のため本がまともに読めないと嘆くシーン、過去の仕事と比べれば、今回のデニーロは大失敗だ。主役2人の芸の引き出しで何とか見せられる映画には仕上がってはいるが、デニーロのギャングものにそろそろ辟易としてる中、「主題を失ったギャングものなんて、これ以上眺めていられないよ。」と、大ファンであるにもかかわらず思ってしまった。
【神谷玄次郎】さん 4点(2003-12-20 03:07:31)
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