道(1954) の 神谷玄次郎 さんのクチコミ・感想

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道(1954) の 神谷玄次郎 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 道(1954)
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1957-05-25
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロードムービー
レビュー情報
「しのぐ」という言葉がありますが、この作品は旅芸人が日々しのいで生活していく説明が実に丁寧になされているために、ストーリーに不動の説得力を与えているものと思いました。ザンパノが方々で行きずりの女を抱くのも、生きる知恵の一つなのでしょう。そういう中で一人夢見心地のジェルソミーナは、ザンパノの行動を理解出来なくなるわけですが、キ印がはからずもザンパノの心を代弁して、ジェルソミーナの必要性を説きます。キ印にとっては、「伴侶」のいるザンパノがうらやましかったのでしょう。狂言回しである彼が、ザンパノの心情を裏側の表現で見事に裏打ちしていた、こういう部分にこの映画の奥深さを感じました。
神谷玄次郎さん 8点(2004-02-15 01:49:15)
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投稿日付邦題コメント平均点
2004-07-15サクリファイス10レビュー7.29点
2004-07-10ビッグ・リボウスキ6レビュー6.65点
2004-05-01デス・トゥ・スムーチー6レビュー6.38点
2004-04-18イングリッシュ・ペイシェント9レビュー6.40点
2004-04-01L.A.コンフィデンシャル7レビュー7.46点
2004-04-01ベニスに死す5レビュー7.38点
2004-03-21シャイニング(1980)5レビュー7.38点
2004-03-21バリー・リンドン9レビュー7.26点
2004-03-21パルプ・フィクション10レビュー7.70点
2004-03-15テルマ&ルイーズ6レビュー6.39点
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