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《ネタバレ》 私は自分で後味の悪い映画が好きだと思っていたが、リアルに後味の悪い映画は苦手かもしれないと気付かされた。まさかここまで救いようのない話だとは思わず。ラストはラナがジョンとトムに発砲して、ブランドンのかたきを取るのかと予想して(願って)いたら、この映画はそんな甘さ許しちゃくれなかった。ところで、ラナ役の女優はこの映画で初めてお目にかかったが、顔の大きさ&造りと首の太さから「本当は男なんだろう」と終始思っていた。誰よりもブランドンに理解を示しているところも、自分も同じ障害に苦しむ者だからなのかなぁと(この考え自体差別的かしら?そんなつもりはないんだけど) しかし最後までそんな伏線はちらりともないままエンディングだったので驚いたのとともに、失礼にも疑ってしまいゴメンナサイ。これを観る前に『ミリオンダラー・ベイビー』は鑑賞済みだけど、ヒラリー・スワンクは本当にすごいね。むしろビバヒルで普通のシングルマザーを演っていたのが信じられない。※レビューを読んでいて思ったのですが、レズ(またはゲイ)と性同一性障害は根本的に違うと思います。レズはお互い女同士っていう認識のもとに愛し合うもので、性同一性障害は男と女が愛し合っているものだと思う。ただ、片方の「体」が認識とずれているので、結果的に外からはただの「男と男」又は「女と女」(つまり同性愛者)にしか見えない、ということじゃないかな。
【pb】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-07 12:33:12)
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