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《ネタバレ》 この映画は「うつ病」の実像を伝えるというテーマで作られたそうですが、思春期にありがちな「甘え」への依存を描いたものとして観ました(だから日本公開に関わった方も、映画名を『うつ病』ではなく『うつ依存症』と表現したのでしょう)。そう思うのは、良くも悪くも「『うつ病』らしい」描写が少ないからではないでしょうか。特に幻覚幻聴があるわけでもなく、対人関係でどうすればいいかも頭では理解している(親友との食堂の会話など)、そして精神的にボロボロになっているような直接描写もない(風呂に全く入っていないという設定でも見た目は綺麗)。ただ、思春期の「甘え」を表現したものとしてみれば、登場人物の心情も理解しやすく、主人公にも感情移入しやすかったので、なかなか良作だと思いました。…それにしても、何故、クリスティーナ・リッチは特に必然性のない場面でヌードになってしまったのだろう(まさかスリムになったのをアピールしたかった訳じゃあるまいし…)。ちょっとがっかりです。
【IKEKO】さん 7点(2004-02-07 19:52:20)
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