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西の魔女が溶けて行くシーン、子供心に「あーっ! ホントになくなっちゃった~っ!」と驚いたのを、今でもしっかり憶えています(特撮ってワケではないけど、あのシーンはまさにイリュージョンでした)。とはいえ、ガキの頃から原作派だったオイラとしては承服しかねる部分が多いんですよね。西の魔女は中盤の盛り上げ役でしかなくって、自分的には彼女を倒してからのクエストが好きなんですよ(特に行く手を邪魔して襲ってくるろくろっ首ミサイル、あれが好きだったのダ)。あとかかし・きこり・ライオンの前半生も語らなすぎで…代わりに序盤の余計な(この映画的には必要だろうけど)エピソードが長くて退屈だった。全作通してのオズ・シリーズの魅力は「あまり理屈付けする事なく奇想がポンポン飛び出してくる」所にあると思うんで、個人的にはこの映画、ベツモノと思いたいにゃあ…まあ原作者ボーム自身も、サイレント初期の頃にくっだらない『オズの魔法使』を撮ってるみたいなんで、完全版は難しいのかもしれませんが。自分的には2点。歴史的な評価を加味して、この点数で。
【エスねこ】さん [地上波(吹替)] 4点(2005-05-08 02:19:55)
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