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《ネタバレ》 すげえよジョン・グッドマン! ただのデブかと思ったら、何気に地球の危機を救ってるじゃんよ! しかし評価が分かれる映画っすねえ…最初の方は本気で頭を抱えてしまったけど、後半になるにつれ着実に世界観が組み上がっていったサシウマ的作品でありました。中盤、主人公が結婚について侵略者のボス(どんな駄作でも手を抜かないベン・キングズレー)と意見が分かれるあたりで、やっと土俵が出来上がった感じかにゃ。テーマ的には『逆シャイニング』の名を冠したいと思います。ラストの無理やりハッピーエンドはいただけないが、そこまでのコメディセンスの飛びっぷり(かつ博物館級の枯れぐあい)は他の映画で味わえない独特な感じ。監督にはメル・ブルックスが最適と思われるところを、あえてマイク・ニコルズで行った点に、妙味というか珍味というか、味わい深い何かがあったようです。特にラスボスの死体を抱えてニコニコ去っていくジョン・グッドマンには、あんぐり口開けながら見送ってしまったっすよ。笑いというのとは何か違うレベルの、ヘンなモノが詰まった奇品。
【エスねこ】さん 9点(2004-11-23 02:48:41)(良:2票)
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