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告白します。
この映画が出てからしばらく、監督を間違えておりました。スパイク・ジョーンズじゃなくてスパイク・リー作品だと思っておりました。「いっやぁ、『マルコムX』の監督が、こんなオサレな映像も作るんだなあ」と驚いたりしちゃってました。 …んで当然、何度もDVDを再生しながら、この《社会派作品》の作中に埋め込まれた《黒人問題》を血眼になって見つけ出そうとするワケです。 「この7・1/2階というのに何か意味が…」なかった。 「こ、このサルが黒人をシンボライズして…」だが作品前半で消えてしまった。 「おお! マルコビッチになる事で、自らの黒人文化を抑圧して白人社会に溶け込んだリー監督の含意が…」考え過ぎだってば。 「まてまて、この、らしくないチャーリー・シーンの演技は白人の黒人に対する嘲りが…」ないないないない! 「そうか。マリオネットという記号に、操作され続ける大衆文化の」いいかげんにしろ>自分。 …そんなこんなで鑑賞にグッタリと疲れきってしまい、監督が違ったというのに気付いたのは数ヵ月後…あの時の壮大な徒労のため、いまだに高い点数をつける事ができません。悪いのは自分なんだけど。 あ最後に、キャメロン・ディアス&チャーリー・シーン、ナイス! 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-05-03 15:56:36)(笑:2票)
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