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良かったと思います。宮崎駿節全開。『ナウシカ』の二番煎じにはならず、こぼれ落ちるほどのヒューマニズムを封印。『カリオストロの城』以来のバラバラ落下、ヒロイン、王子、小物、動物、子役、萌えとなんでも有りのある意味アニメの原点回帰。そして突然訪れるハッピーエンド。消化不良のままメデタシメデタシ。これは戦争の映画なのに戦争の映画ではないですね。観客は観ているうちにクライマックスで戦争を忘れちゃっている。ハウルと悪魔の契約に目先を逸らされている。アニメーションでガタガタぬかすと万人受けはせず変なマニアがしたり顔。だから「敵でも味方でも関係ない。人殺しめ」とキムタクな人に言わせておしまい。『キャシャーン』化せず「なぜ?」「どうして?」なところまで深入りしないのは正解でした。でも浅い深いは関係ないよ。楽しめればいいんだ。
声優陣に関しては色んなところで述べられているでしょうから省略。ただ2点だけ。ヒロインはどうやっても倍賞千恵子しか想像されなかった。さくらがチラついて今一歩感情移入できず。キムタクな人は良かったと思います。でも彼はいちゃもん付けられやすい人ですね。不思議なスターです。 【ひろすけ】さん 7点(2005-03-22 15:21:07)
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