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こーゆう孤独で純粋な主人公の映画を観ると、いつも思うのは、あんまり酷い事にはならんといて~とか、順調に幸せつかんでくれ~とか思ってみてしまう。でも映画やから、やっぱり事件は起こるわけで、んで、見てられへんほどせつなくなってくる。しかし、この映画を観てちょっと考えてもーた。実際、こんな奴がいて、いったいどれだけの人が本当の彼をわかってあげられるんやろかってこと。いや、手がハサミってのはいきすぎとしても、色々な人がいるわけで。そりゃ映画を観てる観客という状況では、みんな、思うところがあるんやろけど、現実になると自分が気づいてないうちに偏見や差別で物事を考えてるって事もあるかもしれんし、自分の中にこの映画に登場する普通の人達のような存在がないなんて言い切れんわけやし。いや、観客の立場では、彼らをいくらでも馬鹿にしてみれるんやろけど。だから、たまのクリスマスにはこれを観て、俺も色々自分見つめなおして反省しなきゃなって思う(クリスマスに観るとよりいっそう浸れるんやけど、雪なんてふってたらもう完璧)。後、この映画、フランケンシュタインっぽいんやけど、手がハサミってのがいいアイデアだと思う。おとぎ話な感じもミソかな。
【なにわ君】さん 10点(2004-07-08 16:42:12)(良:3票)
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