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《ネタバレ》 こんな事が、実際にあったのかと思うと、本当にぞっとする。その恐ろしさが、身震いする程心の隅から隅まで、強く伝わってくる。誘拐され、とんでもない事をされ、最後には邪魔だからと言って兵士に殺害された少女。こんな事は許されないと、必死で訴えるも、聞き入れてもらえなかったエリクソンが、何とも哀れでならなかった。その悔しさからお酒を飲み、そこへ居合わせた牧師に、自分の今の気持ちを、悲痛な声で訴えるエリクソンが、とても印象的でしたし、「俺たち、間違ってないか?何か勘違いしてる。いつ吹き飛ばされるか分からない。だから何をしてもいいと、何も構わなくなる。だが、きっと逆なんだ。大切な事は反対だ。いつ死ぬか分からないからこそ、余計に考えるべきなんだ。構うべきだ。きっと、それが大切なんだ」という、エリクソンのセリフもじんときました。
戦争だからといって、全てが許されるわけじゃない。善悪を判断する術を失ってはいけない。 そして・・・戦争などしてはいけない。本当に、様々な事を考えさせられた作品だった。 そして何よりも、エリクソンを演じたマイケル・J・フォックスの熱演がよかったです。 【まるこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-22 18:33:15)
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