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「『オーメン』をホラーと思ったことはない」、「ホラーであれば引き受けていない」と監督がメイキングで話していて、びっくりした反面、納得した。題材こそオカルトだけど、確かにホラーよりもサスペンス、ミステリーの比重が強い。だからど直球のホラーを期待していると肩透かしをくらう可能性がある。
最近の映画のショッキングな表現に慣れている人ならなおさらのことで、キリスト教に馴染みがない限りは生ぬるく感じるかもしれない。自分は中盤の謎解きの下りで眠気と闘った。期待していたのとは方向性がちょっとずれていたので。 全体を通して陰惨で重苦しい雰囲気があって、今観ると古くさい部分も却って長所になっている。個人的には退屈したけれども、きっと普段はホラーに馴染みが薄い人ほど、とくに宗教に興味がある人であればけっこう楽しめるんじゃないだろうか。意外と真面目で渋い作品なので、そこは覚悟して鑑賞すべき。 ところで、なぜか子どもの頃、この映画が大好きだった記憶がある。これを子どもが面白がったというのが、わがことながら理解できない。きっと早送りして首ちょんぱの映像だけ観てはしゃいでいたのだろう。そんな子どもだった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-30 23:26:29)(笑:2票)
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