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《ネタバレ》 「もし運命ならきっとまた出会える」
恋をして別れを経験する度に、私も自分にそう言い聞かせてきました。 忘れたくても忘れられない恋は、本当に自分を見失いそうになる。 『忘れられそうな新しい恋』を見つけた時は、前向きに頑張ろうと思える。 すぐに怒ってぶん殴るのは、自分の心の傷を隠すため。 強引、ワガママ、自己中なのは、そんな最悪なコトをする自分でも、 相手が自分に合わせてくれるのを見て、自分への気持ちを確認して安心したいから。 なのに、自分の中に残っているのは、元彼の面影や二人の想い出。 前の人と今の人は違うのに、今の人に求めてしまうのは、すべて元彼のしてくれたこと。 忘れたいのに、心の中のどこかで「忘れたくない」と願う自分もいる。 そして気がつく。 「忘れる為に誰かに頼っていては、いつまでも忘れられないのだ」と。 しかし、その存在を失いそうになった時、または失った後に、初めて気がつく。 「自分は彼を愛していたのだ。彼を必要としていたのだ」と。 そして、そういう時に限って神様は『本当に二人は心から愛し合えますか?』と試練を与える。 私は、木の下でおじいさんが言ったセリフを、ずっと忘れないでしょう。 「運命というのは、努力した人に偶然という橋を架けてくれる」 それぞれの想いを胸に努力した二人だからこそ、幾多のすれ違いにも負けず、再び巡り逢うことが出来たのだと思う。 『運命が努力した人に偶然という橋をかけてくれる』ならば、 『幸せとは橋で巡り逢えた二人が育てた愛』なのかもしれない。 この映画のおかげで、主人公の「彼女」と似たような状態だった私も、 「キョヌ」のような存在の彼と、もう一度二人で歩みたいと思うことができました。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-16 17:54:48)(良:7票)
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