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《ネタバレ》 ドラマシリーズも前作も鑑賞済みです。ドラマは楽しく拝見していましたし、新しい刑事モノとして良く出来ていたと思います。しかし、映画第1作目に辟易したため、本作に対しては過度の期待はせず臨みました。
それでも、この映画に対しては酷評をせずにはいられません。散々張り巡らせておいた伏線もあんな形で中途半端に回収をし、怒りが湧きます。あれだけ引っ張っておいて、あれだけ風呂敷を広げておいて、これなのですか?観客を舐めるのもいい加減にして頂きたい。完全な内輪ネタ。身内だけのお祭り騒ぎ。そう思われても仕方のない作品だと思います。 映画は、エンタテイメント・娯楽だと私は思っています。故に、オチを笑いで回収することも一概に悪だとは言いきれません。そして人それぞれ感性も価値観も違いますから、作品に対して様々な評価や感想があるのは当たり前だと認識しています。しかし、それは『鑑賞対象者が万人であること』が前提ではありませんか?「踊る~」の映画シリーズは、それと逆行している気がしてなりません。『テレビ作品の映画化というだけで、既に対象者は絞られている、コアなファンもいるのだから文句を言う奴は見るな』という主張もあるかもしれません。しかし、それは理屈として違うと思います。 テレビドラマの映画化でも、成功例は多々あります。制作陣が本当に良作を多くの方に届けたいという姿勢で臨めば、それは観ている者にも分かるはずです。本作の制作陣は、本当にそういった姿勢だったのでしょうか?映画第1作目が興行的に成功し、2もヒット確実が目に見えていたために、遊び心が強すぎたのではないでしょうか? 真実は分かりません。ただ、人が人を評価する時は「目に映った物や抱いた印象」で下されることが多いです。映画も同様でしょう。少なくとも、私が抱いた印象や目に映った物からの評価は、上記のようなものでした。不快な気持ちばかりが残り、今ではドラマのDVDすら見なくなった事が、とても悲しいです。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 1点(2009-10-25 21:55:17)(良:1票)
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