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《ネタバレ》 この作品の醸し出すモノクロの画像と原作の雰囲気が非常に重なり、ヒースの丘のヒースクリフとキャシーの美しさなどが、たまらなく良かったと思います。ヒースクリフ演じるオリビエの演技も、時に荒々しく情熱的で引き込まれる。しかし、なんといっても、原作の小説の半分までの映画化とあって、怒涛の嫉妬に苛まれる主人公達をここに追い求めると、いささか中途半端。当時の映画化では、恋愛に比重をおいたこの描き方が最も支持されるべきとワイラーが判断したのも致し方ない事かも知れません。ラストの演出の余韻は深く印象を残すので、願わくば、このキャスティングでその後が見たかった気につくづくさせられます。
【popo】さん 7点(2004-02-28 16:58:22)(良:1票)
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