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もしも「何か」が起きなければ、在り得たかも知れない将来。
思い馳せたところで、取り戻せる筈もなく、すでに失ってしまった幸福。 誰かを罵る事も虚しく、もっとも忌み嫌うのは自分自身。消そうにも消せない嫌悪。 弱者からの搾取を止められなかった、あるいは、その事実から距離を置いた友情。 醜くなった自分に心を開くのは、名前も知らない少年。 傷付き恐れている臆病な自分を乗せて、車は不幸へと進む。 映画全体から感じるのは、どこか「自責」のようなもの。 これを今のアメリカに照らし合わせて受け取るのは、考え過ぎだろうか。 【じょるる】さん 6点(2004-09-25 22:20:08)(良:2票)
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