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《ネタバレ》 残念です。原作がもったいない。ストーリー展開は単調で前半はひたすら苦痛。後半ようやく主人公の心が伝わってきますが、その時点ではストーリー展開の拙さだけではなく、俳優が声優をすることの拙さ(菅原さん以外酷すぎる)、絵の粗さ(苦痛を感じたアレンの顔は酷すぎる)、キャラクターの既視感(あ、これ絶対あの映画からパクってきただろ…?と思わせてしまう。父親礼讃もいいですが、自分ってものはないのか?)&魅力のなさ(皆さんおっしゃる通りウサギは酷すぎ。悪役に血が通ってこそジブリ作品だと思っていたのに、ステレオタイプで笑うに笑えず…)に堪えに堪えているので、感情移入が全くできないのです。ゲド戦記を一度バラして再構築した…という感想もありましたが、そりゃないだろう?ってのが正直な感想です。原作はもっとちゃんとした世界観が存在しているし…ああもう比べたくもない。言ってみればこの作品、ゲド戦記という文学作品を小学生が一度絵にして、それをバラバラにして気に入ったところをはぎ合わせた夏休みの宿題、というところでしょうか。大切な作品を切り貼りされて、つらさを通り越して呆れています。とってもいいメロディの「テルーの唄」も、6月から聞きすぎてありがたみ半減。そういうお金儲けっぽいところが見え隠れするのも、評価が下がる原因なのは否定できません。繰り返しますが残念です。
【ゴールドベリ】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-08-04 23:26:15)(良:3票)
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