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《ネタバレ》 10数年ぶりに鑑賞しました。1作目は良いです、ただのアクション・エンターテインメントではなくて。ランボーは最初から無感情なプロの戦争屋ってことではなく、生身の普通の男だったってことが感じられる映画でした。
冒頭の、友人との再会を期待して笑顔(戦場で見る静かな笑みとは明らかに違う)で向うも、戦争の後遺症で唯一の友人さえも失ったことを知る。 そして写真を遺族に渡し、ついに必要なくなったアドレス帳?を破棄。あてもなく峠道を歩き、孤独とやるせなさで疲れている自分に食料を与えようと歩いているだけなのに、いわれのない理由で保安官に絡まれ・・。(フツーならキレますよ。これじゃあ) たった1人ですが、殺した男の顔をじっと見るランボーのやるせない表情。無感情な殺人マシーンではないところがわかる、深いシーンだと思います。 そしてクライマックス。ガソリンスタンドや銃砲店の爆破が余計だという方もいますが、あの感情の暴走シーンがあったから、トラウトマンの制止で現実を知り⇒ラストのセリフに繋がるんじゃないですかね。 あの2つの店爆破はきっと、ランボー自身も暴走していることに気づいていたと思うんです。それを止められるのはM16を持った狙撃兵でもなく、ましてやティーズルでもない、上官のトラウトマン大佐だったのではないかと。 ラストカットのランボーを見やるトラウトマンの暖かい表情、これも良い表情でした。 【C・C・バクスター】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-27 19:35:30)(良:3票)
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