ダークナイト(2008) の 王の七つの森 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > タ行
 > ダークナイト(2008)
 > 王の七つの森さんのレビュー
ダークナイト(2008) の 王の七つの森 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダークナイト(2008)
製作国
上映時間152分
劇場公開日 2008-08-09
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの,犯罪もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ある作家の高評価もあって、期待度が高すぎたせいもあるのかこの点になりました。・・・1. アクション・シーンは、この手のハリウッド映画に一般的水準です。ダイハードや、スピードや、ターミネーターを越えるものがこの映画にあるのか、と尋ねられたら、残念ながら、ない、と答えざるをえません。・・2. ジョーカー、マフィア、ラウの関係が、極めて不鮮明だし、全体として、話しの展開に脈絡がなさ過ぎ。・・・3. 札束を燃やすシーンも想像力が欠けているように思えます。ジョーカーが金銭に拘らない悪であれば、例えばゴッホとかダヴィンチとかの絵を燃やして見せれば良いのです。このキャッシュレスの時代に、巨大な札束の山を燃やしたって、中は燃え残るし、社会的にはまた印刷すればよいだけです。・・ 4. ジョーカーは、ずいぶんと手下をもち、組織を作っています。でないと、例えば、銀行強盗の後のスクールバスの行列や、警察組織への浸透や、情報収集や、あるいは病院や船に爆薬を仕掛けることも、人質にマスクをさせて偽装することも不可能です。もしそうした組織を持たないなら、リアリティがゼロのものになってしまう。そして組織があるならば、ジョーカーには、狂気というよりも、理性的な組織者しか感じらなくなってしまう。・・・突き抜けた狂気を感じさせるのは、例えば「ブラックレイン」の松田優作かなんかじゃないでしょうか。あるいはアンソニーホプキンスとか。・・・・説得力を持たせるには、ジョーカーをある種の神として描く必要があるのだけど、それにしては、登場しすぎだし、演技しすぎ。・・・・5. 光と闇というのも、ゾロアスター、マニ的伝統なのだろうけど、説得力を持って展開されていない。・・・全体として退屈な作品でした。
王の七つの森さん [DVD(字幕)] 3点(2008-12-12 00:33:26)(良:2票)
王の七つの森 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2012-05-20ノー・マンズ・ランド(2001)9レビュー7.32点
2011-03-09セブン4レビュー7.62点
2010-05-26グラン・トリノ10レビュー7.87点
2009-11-15人情紙風船8レビュー8.30点
2009-10-21K-20 怪人二十面相・伝2レビュー5.81点
2009-03-29ぐるりのこと。10レビュー7.02点
2009-03-24おくりびと5レビュー7.04点
2009-03-11クライマーズ・ハイ(2008)10レビュー5.55点
2009-03-01スカイ・クロラ The Sky Crawlers4レビュー6.11点
2008-12-12ダークナイト(2008)3レビュー7.68点
ダークナイト(2008)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS