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そうですか、大友克洋は、漫画家を棄てて、いつの間にか技術だけで勝負するアニメーターになっていたんですね、、、、、。80年代の「童夢」「さよならニッポン」「気分はもう戦争」などを通して大友を知ったものとしては寂しい限りです。あのときの大友には語るべきものがたくさんあったのに、この大友には、もう語るべきものがない、というか、、、、大友から、語るべきものを除いたら、一体何が残るというのでしょう、、、、、。これだったら、Dr.スランプや、ドラえもんを見ていた方が楽しい。、、、、手塚はもちろん、赤塚だって、水木だって、楳図だって、ずっと、自分なりに語るべき世界を持っていましたが、大友は、いつのまにか、語るべき世界を見失ってしまったようです。、、、、、、、、、、、というか、冒頭の部分で「惣領息子」という表現に接して、大友って、封建的な家族関係に対する疑いすら持っていなかったのかと愕然としました。また、全編を通じて、個々の登場人物のモノローグの寄せ集めで、登場人物の間に、コミュニケーションが全く成立していない。これは故意に狙ったというより、大友の中に、物語を構築していく想像力が枯渇してしまったことを物語ってるように思います。、、、、いずれにせよ、悲しいけど、さらば大友克洋!!、、、、これからは技術屋として頑張ってください。
【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 09:45:59)(良:2票)
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