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この作品は特に語ることなく好きだと言える。「何が好きか?」って映画のどうのこうのは他の方に語って頂いて個人的にこの”孤独感”というものを無性に考えたくなる作品なのです。これを観て「人は一人でも生きることができる」と言いきれる方は強い人間だろう。だけど私はこの作品を観て「人は一人では絶対生きることができない」と感じた。人は孤独になったときこそ自分自身を深く掘り下げて考えることが出来る。「自分とは何・・・」。いつも色々と考えはするけど結局「これっ」という答えは見つからず自分というより他人の必要性を重く感じてしまう。自分が他人から支えられ、他人を自分が支え合いながら生きている。そう他人あってからこそ自分というものが存在しうると思う。「自分のことなんて他人に分かるわけが無い」と他を拒絶し「自分は世界にとってちっぽけな存在であって別に居ても居なくてもどうでもいい人間なんじゃないか?」と思うときもそりゃたまにはある。でも私は百人に嫌われようが何しようがもし一人でも自分を必要としてくれる人がいるなら”存在”したいと思う。この世界で”生きたい”と思う。自分の為にそして人の為に生きているって考えなきゃ”生きてる意味”がないから。
【tetsu78】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-12-12 17:19:54)(良:1票)
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